元転職コーディネーターが転職希望者と企業側の両面から判断して、「医師の求人転職サイトを知りたい。おすすめのサイトを教えてほしい… 転職に失敗しないコツなんかも知りたい」というような疑問に答えます。経営状態も考慮して。
｜医師の求人転職サイトの選び方＋おすすめ
アドバイスや注意事項もしっかり読んで検討しましょう。
結論からいうと、どの転職サイトでも、仕事は、ほとんど差はありません。とはいえ・・・
ただ、医師の仕事は多様で、なにを希望するかでかなり違います。救命と一般、病院でも専門と総合病院、常勤と非常勤、アルバイト、フリーランスなど、かなりの差があります。まだまだ封建的なところが多く、学閥の影響も多く残っています。その施設の特徴や歴史のチェックが必要です。自分の希望はどんな感じかを、再度はっきりさせることが大事です。
元コーディネーターの私が、口コミも含め、いろいろ調べて選んだ、おすすめの転職サイトです。この業界は多種多様です。祝金もあります。・・・が、よ～く、チェックしましょう。
※順不同：おすすめ順ではありません。
ここは、株式会社メディウェルは東証プライム上場企業株式会社アインファーマシーズのグループ会社。病院に特化した経営コンサルティングファームとしてのネットワークと、現地に足を運び続ける地道なリサーチで、先生に紹介する病院の情報を収集。高給与。当直や休日に関して優遇できる体制が整った黒字の医療機関を、希望に応じて即座にリストアップ。更に各医療機関の経営に踏み込んだ視点から交渉。先生の働きに合う年収を勝ち取る事が出来る。全国7拠点（札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡）でサービスをご提供。医師転職ドットコムの医師求人数は、39,480件と日本最大級。 先生の気になる医療機関を指名した現地調査の依頼や、匿名での質問も無料、安心と納得の転職活動を実現。また、インターネットで非公開の高額・好条件の求人や、一般企業の産業医や製薬企業での求人情報も常備。非公開求人に強く、相談のし甲斐があるサイト。高評価。
ドクタービジョン
ここは、北海道から九州まで全国に拠点を展開しており、各エリアの医療機関との親密なネットワークを有しているのが特徴。医師のキャリアプラン、ライフスタイル、希望の諸条件、これまでのご経験やスキル、適性などを尊重しながら、最適な医療機関を無料で紹介。厚生労働省委託事業である「職業紹介優良事業者」の認定を取得し、外部機関から高評価。信頼性は高い。
マイナビドクター
大手マイナビのネットワークで、業界との関係も密接なので、ポジションや勤務曜日、年収の調整、新たな求人枠の創出も多数実績。全国の様々な医療機関、施設、企業との密接な関係を構築していることから業界最大級の求人数、マイナビ独自の求人。一般企業系との豊富な取引があるため、産業医求人多数。企業勤務を希望の先生はぜひ相談を。
Dr.転職ナビ
ここは、医師のキャリアや転職に精通したコンサルタントが、マンツーマンで先生の転職成功までバックアップ。求人の紹介はもちろん、キャリアプランの相談、医療機関との面談に向けた事前対策、医療機関との細やかな調整や交渉など、先生の転職成功に向けたサポートがある。非公開求人を含む希望に合う情報収集や、直接言いづらい条件交渉を代行してもらえる。
ここは、ソニーグループ運営の医師求人エムスリーキャリアエージェントは東証一部上場2社が運営する医師専門の転職支援サービス。 親会社のエムスリー株式会社が運営する医療従事者向けポータルサイト「m3.com」では 「29万人」の医療従事者が会員登録をしており、 登録医師への認知も高い（日本の医師免許保有者32万人） 日本最大級のシェアがある医療メディアと 医療従事者の人材紹介事業会社をグループ会社に持っており、 最新医療情報と転職事情に精通したエージェントから、 納得のいく転職が実現できるようなサービスを展開。
4つの特徴と強み ・医師転職エージェント業界では圧倒的に知名度が高い ・医療機関との条件交渉力の強さ ・転職希望医師の登録者数8年連続1位とトップクラス ・利用者満足度96%！ 特に常勤求人の紹介に強く、非常勤求人も含めて全国47都道府県に対応。 非公開求人の提案や病院側に働きかけて 先生の希望に近い案件を掘り起こし、提案してくれる。 そのため、転職成功者の約90％がエムスリーキャリアの非公開求人を利用している。 また、豊富な求人と希望条件の徹底的なヒアリングにより、早期・長期いずれの転職相談にも対応可能。信頼性安定感共高くとりあえず登録か。
ここは、40歳以上の医師限定 の転職支援サービス。 これまで20,000名以上の医師が利用した実績のあるメディウェルでは、 先生方の年齢別ニーズを調査。ネット上などで公開募集している求人との単純な突合せだけでは、 良い転職先になかなか巡り合えないため、 公開情報だけでなく、 医療機関内部の情報にも精通した専門のコンサルタントが常駐。 メディウェルは、医療経営コンサルティングファームとしての独自の情報網と、 全国47都道府県それぞれの担当が医療機関を日々現地調査するという地道な情報収集によって、 全国トップクラスの情報力を有している。 申込み後は専門知識豊富な専任コンサルタントが、 先生の希望を最も叶えられる転職先を個別に探し出して提案。 利用は全て無料で、個人情報もプライバシーマークを取得しており厳格に管理。 相談のみも可能。信頼高い。
｜最終的にはマッチング（相性）の問題
どんなに転職サイトがよくても、転職先がイマイチだったら意味ないですよね。要は、転職が成功する・ しないはマッチングの問題です。最終的な判断はあなた自身がすることです。
まずはサイト登録をしてみて、転職案件の詳細をチェックし、先の担当者に会い、面接で話を聞いてみて・・・といった、プロセスの中であなた自身が判断することです。
｜メディアに騙されてはいけない
有名施設が多いですが、必ずしも、有名施設 = ホワイトとは限りません。
私が現役のころ、入れたはいいけど、「仕事がきつくて・・・」と泣きが入ったこともしばしば。いわゆるブラック企業です。医師系は当たり前と思われがちで要注意です
繰り返しになりますが、『この施設が自分にとって正解なのか』を選ぶのはあなた次第です。しっかりと見極めましょう。
｜面接や履歴書を書くときのポイント
｜自己PRを書くときは３つのポイントを意識して
【結論・エピソード・締め】の３部構成で
１、冒頭で結論を一言で述べる
まず結論として自分のアピールポイントを述べます。
[自分の長所・強み・治療観・協調性／責任感／コミュニケーション能力・向上心／体力／観察力 行動力／柔軟性／冷静さ]
[いままでに経験した治療] [急性期での治療／慢性期での治療] [回復期での治療／クリニックでの治療 などが述べられるとよいでしょう。
長所や強みがわからないときは、周囲の人に聞いてみるのもおすすめです。
２、簡潔にエピソードを述べる
結論で述べたアピールポイントに関する具体的な「エピソード」を述べる
このとき大切なのは「簡潔さ」です。アピールしたいために、長くなってしまうのはNG。
３、志望先の病院でも意欲的に仕事に取り組む姿勢を伝える
最後には、「自分のアピールポイントを生かして長期的・意欲的に働きたい」という意思と姿勢をしっかり、示すことが大切です。
｜志望先の病院の理念・方針・特徴を調べる
先のホームページなどを確認し、理念・方針・施設の特徴などを調べましょう。
自己PRは自分の良いところをアピールするものですが、その内容が希望先の病院と矛盾してしまうのはNGです。
「病院が求める人物像」と「自分のアピールポイント」がマッチしていることで「うちで長く働いてくれるかも」とプラスの印象を与えられます。
ＮＧ例：急性期病院を志望しているときに
「患者さんとじっくりゆっくり関わることが得意です」
などとアピールしてしまうと、「うちの病院のスピード感にはついてこれないかもしれない…」と思われてしまうので、気をつけましょう。
｜転職前に知っておくべき事：再確認
■転職前に考えるべきこと・・・すべての転職に共通！
まず、辞めたあとのことを考えましょう。
「これから転職するってのに、なぜ辞めたあとのこと？」って思うかもしれませんが、
これ！大切なことです。
施設は個人を守ってくれない
残酷なお知らせですが、施設はあなたを守ってくれません。
理由なしであなたを守ってくれる存在は、家族くらいだと思います。
いくら、いい同僚や上司に恵まれても、彼らも雇われている身で会って、経営が厳しくなってくると、なすすべなく、あなたは、「施設に裏切られた」という思考になってしまいます。施設が助けてくれるとかは幻想なので、さっさとその価値観は捨てましょう。
現役時代、私が担当した若者に、私が、解雇通知を託された経験も何度かあります。経営側は、通達をするだけで、当事者同士の辛さなど、知る余地もありません。・・・が、これが現実で、情が入りすぎてると、本当につらいものです。現代人の方がサバサバしていて、楽かもしれないですね。
[私の座右の銘というべき好きな名言]
“試みのないところに成功はない”
これから、進む道は歩いたことがないから、不安がある。しかし、不安に立ち向かわない者には、絶対に成功はない。「ネルソン提督」の言葉より
では、いい転職ができますように。Good luck! ●おすすめへ